アメリカでは1910年まで、埋葬する前に遺体を保存する為、ヒ素が普通に使われていた。1990年になって給水施設の調査を始めた大学教授たちが、近くの南北戦争当時の墓から安全基準値を超えた量の砒素がまわりの土壌に漏れ出しているのを発見した。
同様に水道設備にも砒素が入り込んでいることがわかった。どうすることもできないが、1910年にヒ素の使用が禁止になる前から、これが人体に有害なことはわかっていた。1844年、英国の医学専門誌『ランセット』が中毒死した遺体の体内に残されたヒ素についての記事を発表し、まわりの土壌を汚染しているのが発覚したのだ。
世界中からの珍品、逸品が入手できる手作り通販サイトEtsyにて、またしてもオリジナル魂炸裂なグッズが販売されている。カマキリ好きなアーティスト、その名もミス・マンティスが、市販のアンティーク風陶器に細工をし、カマキリに変身させた。ちゃんと触角もついている。
世界には数多くの恐ろしげな橋が存在するが、車が渡れるものとしてはロシア、ザバイカルにあるクアンディンスキー橋ほど怖い橋はないだろう。ロシア人は恐怖遺伝子が少ないというが、この橋をみたら、例え高性能なスタッドレスタイヤに履き替えていたとしても渡るのを躊躇してしまうのが一般の感覚だ。
ヴィティム川の両岸570mをつなぐこの橋の幅はわずか2mしかなく、ガードレール、欄干などの安全対策は一切なされていないのだ。腐食が進む金属製の構造の上に古い木製の枕木が打ち付けられただけの橋は、雪や氷で覆われると非常に滑りやすくなる。そして、その期間は1年の大半に及ぶ。なぜならここは極寒の地、バイカル湖の東部に位置するシベリア区なのだから。
時代の推移と共に食についての研究も進み、これまでの定説がガラッと覆されることがある。昔は飽和脂肪を含むバターよりもマーガリンが健康にいいとされてきたが、最近の論調では、マーガリンに含まれるトランス酸脂肪はバターのそれよりも悪であるという。
また、FDA(アメリカ食品医薬品局)が、これまで健康への影響が懸念されるとされてきた栄養素からコレステロールを除外すると発表したことで、食品業界が激震した。
食事から摂る脂肪については諸説あるし、頻繁に変わるので何が本当なのかさっぱり分からない。ここでは、タイム誌の表紙を眺めながら、アメリカでの脂肪と健康の変遷を見てみよう。
ブラジルパッソフンド市に住む男性、ラウリ・コスタには4年前から一緒に暮らしている愛犬がいる。セコと名付けたその犬と共に、貧しいながらも日々を暮らしていたわけだが、ある日、路上で通行人に石を投げられ襲われてしまった。
そのまま病院に運ばれたコスタ。セコも走りながらその後をついてきた。怪我の治療はすぐに終えたが、コスタには皮膚がんがあることが判明する。その治療の為、コスタは数週間病院に入院しなければならなかった。共に路上で暮らしていた犬のセコはひとり残されてしまった。
まだ子犬のハスキー、ラムジーくんなのだが、鳴き声が犬のそれじゃなく、人間の赤子に近い音声を発するようだ。人と犬の付き合いも長い。そろそろ犬も人間の言葉が話せるように進化しちゃったってこと?ねえそういうこと?
現代における西洋の資本主義、大量消費社会に警告を促すこれらのイラストはイギリス、ロンドンを拠点に活動しているアーティスト、スティーブ・カッツの作品だ。カッツは、以前広告代理店で、世界的なブランドの様々なキャンペーンのイラストレーターとして活動していた経緯がある。その反動も大きかったのだろう。今では社会の在り方を揶揄した作品が多い。
第一次世界大戦は、人類史上最初の世界大戦で、1世紀が過ぎた今も大戦の悲劇とヒロイズムは色褪せていない。この戦争は革新や謀略、そして奇抜さの新しいスタンダードが出来上がった時期でもある。
各国はドイツ・オーストリア・オスマン帝国・ブルガリアからなる中央同盟国と、三国協商を形成していたイギリス・フランス・ロシアを中心とする連合国の2つの陣営に分かれ、日本、イタリア、アメリカ合衆国も後に連合国側に立ち参戦した。
イギリスのダックスフォード帝国戦争博物館が所蔵する膨大な資料をもとに書かれた本『ウィアード・ウォー・ワン(Weird War One)』からは、敵よりもわずかでも上回ろうという各国軍の涙ぐましい努力の跡をうかがい知ることができる。
カナダのアーティスト、エレン・ジューエットが作り上げた世界は、新たなる命が誕生し、それらをまるごと身に纏った繊細なる動物たちの姿だ。それは決して寄生的な感じではなく、共存することをいとわない潔さと、ややもすると崩れ落ちそうになるはかなさが漂う。
アザラシの出産の時期、生まれたばかりの赤ちゃんが、氷の上、あるいは陸の上でゴロゴロ、ヨチヨチしながら這い回っている。アザラシの子どもたちは生後2〜3週間で乳離れをしなければならない。この時期、アザラシの赤ちゃんが一人ぼっちでさまよっている姿が多くみかけられる。
まだ小さいけど、ひたむきに自力でがんばっているその姿にうるるん!
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